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※行方不明から帰って来た月城豊。
※帰ってきた豊の葛藤の帰結とトラウマを掘り返される銀ちゃん(すまん銀ちゃん)


紀野さんサイドにおそらく続く(と思われる)。






 羽田に降り立ったはいいとして、そこから京都に帰還するまで一ヶ月くらいかかってしまった。理由は日本でも闊歩していた”そちら”側の事件に軽く巻き込まれていたからだ。
 その一ヶ月の間に紀野さんにはちょっとポンコツな浪人生の弟子を取ることになって、その弟子である里菜ちゃんは4つ年上の自称・僕の彼女になった。何でそうなったと聞かれたら成り行きとしか言いようがない。自分の不誠実っぷりは自分が一番理解していたから何度も断ったけれど、それ以上に里菜ちゃんの意思は固かった。加えて紀野さんまで里菜ちゃんの味方をするものだから解せない。
 曰く「健全で健康的な男女の付き合いは君の病気にいい」だそうだ。僕の症状については勿論、里菜ちゃんに説明したのだが、何故だかますます燃え上がって「友達からでいいから!」と押し通す始末だった。相手が僕という時点で既に健全で健康的な青春は送れないと思うのだがどうなんだろう。
「いいじゃないか。君は少しばかり特別な相手を作った方がいい。それにあれは君が悪いよ?」
 本当、紀野さんは人間関係にかけては適当を言ってくれる。
「茨道から更生スタートっていう門出に変な障害を背負い込むことないでしょ」
 里菜ちゃんが巻き込まれたごたごたに関しては、話すと少し長くなる。実親と健全な仲とは言えなかった里菜ちゃんは、はっきり言ってしまえばグレた高校生活を送っていた。煙草に援交にシンナー。薬に手を出していなかったのは奇跡的だろう。
 親からの愛情を貰えず、それでも崖っぷちで踏み止まっていた彼女は高二の頃、深刻なストーカー被害にあった。誰にも相談できなかった彼女は、結局そのストーカーにけして消えない傷を負わされてとうとう転落してしまったのだそうだ。3年ばかり、度々警察にも厄介になる荒れた生活を送っていた里菜ちゃんは懲役から解放されたストーカーと再会した。僕と紀野さんが関わったのはそれからのこと。
 結果的にはストーカーを撃退し、里菜ちゃんを保護する、という体になったのか。ごたごたの中、里菜ちゃんは間違ったオカルト知識を身に着けたストーカーの所為で「視える・聞こえる・触れる」の三点セットを発露させてしまった。突然、世界が変わって見えるようになってしまった彼女を放置することも出来ずに彼女の親御さんに会った。まあ酷いものだった。
 僕らが変な宗教の勧誘だと思われたり、僕らの所為でと思われたりするならまだいい。僕は1年間の中で、紀野さんは長い放浪生活の中で、既に馴れたものだ。
 身体も心もズタズタだった入院中の里菜ちゃんの病室に現れた母親と思しき人に、どう説明するかと考えを巡らせていた僕たちに彼女は一言こういったのだ。
「勝手に入院させたのですから、入院費はあなた方が出してくれるのですよね?」
 1年ぶりにぐるりと大きく感情が揺れるのが判った。僕より普通の感性を持ち合わせている紀野さんは目の前が真っ赤になったという。
 ネグレクトで酷い親なんて悲しいことに珍しくはない。それでも目の前にしてちいとも怒りが沸かないかというと否である。いきなり殴りかかる、とかいう展開だと格好いいのかもしれないが、僕と紀野さんは残念ながら怒ると饒舌になるタイプだった。
 里菜ちゃんから聞いた情報を基にいくつかの法令違反と条例違反を並べ立て、家事調停に持ち込める云々の辺りで女性はヒステリックを起こした。親子間での裁判なんてありえないだの、外の人に何を言ってるんだこの恩知らずだの、色々と喚く喚く。
 里菜ちゃんは可哀想なくらい震えながら、指が真っ白くなるまでシーツを握りしめていた。僕は紀野さんに目で訴えようとしたが、それより先に紀野さんは決意していたようだ。女性を押し留めて里菜ちゃんに訊いた。
「この女性と一緒の家に帰るのと、僕らと一緒に来るのと、どちらがいい?」
 僕らは訴訟を起こさない代わりに定期的に養育費を振り込むという条件をつけて女性を追い返した。まあ、守られるかは甚だ疑問ではあるけれども、僕も紀野さんも最初からアテにしていない。どんな状況でも実の親と一緒にいるのが一番、なんていうのは理想論者の方便である。
 女性が病室から出ていった後、里菜ちゃんは堰を切ったようにわんわん泣いた。彼女がばらばらの感情を吐露するのを僕も紀野さんも黙って聞いていた。1年前のギリシャで紀野さんが僕にしてくれたように。
 一ヶ月、病院生活を続けるうちに里菜ちゃんはニコチン中毒からもシンナーからも解放された。元々、好きで吸っていたのではなくそうしないと仲間からも爪弾きにされるという脅迫概念があったようだった。
「でも、もう恋愛とかはできないよね」
 ある日の病室で里菜ちゃんはぽつりとそう呟いた。立ち直るには何か目標があった方がいい、と言って紀野さんが取り寄せた専門学校や大学のパンフレットのひとつを眺めながらの一言だった。覗き見るといかにも甘酸っぱく青春してます、といった顔の男女が手をつないでキャンパス内を歩く写真があった。
 彼女のカルテと診断書を脳裏に浮かべつつ、首を傾げた(何故、親族でもない僕が彼女のカルテを見られるのかは、運び込んだ病院が大宮寺財閥の管理下という時点でお察しである)。
 特段、深刻な性病にも罹っていない。後遺症といえば精神的なものの比率が大きく、課題は課題だが、まあ病と傷とは生涯上手く付き合いを模索するものだ。僕が言えた義理ではないのだけど。
「なんで?」
 紀野さんが居れば不躾な僕の質問を止めてくれたかもしれないが、生憎、たまたま不在のときのことだった。里菜ちゃんは「だって」と小さく呟き、俯いてしまった。
「私の身体なんて散々で汚いもん。そんなの真剣に欲しい人なんていないよ。男の子ってそういうものでしょ?」
 ぽそぽそと言う里菜ちゃんの声は小さかった。失礼ながら僕はそこで初めて彼女がどれだけ荒れていても年頃の女の子だと実感したのだ。
「里菜ちゃん、日本の再婚率って知ってる?」
「え?」
「大体60~70%。バツがついた人の10人に6人以上は再婚してる計算だね。理由とか事情とかは各人違うだろうから言及しないとして、そういう人たちは当たり前だけど”経験済み”を承知なわけだよ」
 計画子なしとかセックスレスとかの数値はこの際、無視することにする。
「別にね、貞節をしっかり守ってる人や操立てしてる人を馬鹿にしたいんじゃないよ。そういうのが美談っていうのも否定しない。まあ、何が言いたいかというと日本男児のすべからくが潔癖症なわけじゃないってこと」
「でも、そういう人たちはきちんと本気で付き合って、考えて、別れて、また別の道を選んで、っていう人たちでしょう……? 私はそういうんじゃなくて」
「そうだね。どれだけの理由を並べ立てても、君が君自身を粗末に扱った事実はそのままさ」
 くしゃり、と里菜ちゃんの手元でパンフレットに皺が寄った。
「さて。だから?」
「え……?」
「良かったじゃないか。幸いにして後遺症が残るような傷や病はなかったんだ。後は今日これからの君をしっかり見てくれる男を見つけるだけだ。今まで何人の男性と付き合ったかとか、過去の幻影ばかりに囚われて今を見ないとか、そういう器の小さい男はこちらから願い下げてやればいい」
「でも」
「それとも自分には選ぶ権利がないとか思ってる? それはないね。君は親を選べなかっただけだ。残りの60年を粛々と謙虚に生きるつもり? そうでなきゃ生きていちゃいけないなんて馬鹿げてる。まったく割に合わない話だ」
「……」
 言い訳をすると僕はそのとき、彼女の顔を見ていなかった。彼女の検温表やら、リハビリメニューをチェックしていた最中だから思いつくままにだらだらと言葉を垂れ漏らしていただけだ。
「……ゆうちゃんは、そういうこと、気にする?」
「まさか。言った本人が気にしていたらそれこそ滑稽な話じゃないか」
「その、今、恋人とか、いる、の?」
「いたら紀野さんみたいなダメ人間と一緒にいないでしょ」
「じ、じゃあ!」
 彼女の声色がやけに熱に浮かされているのに気がついたときには、遅かった。その熱が恋心なのか、ただのつり橋効果の産物なのか、僕には理解できない。
 とにかく、顔を上げた先でひどく潤んだ、縋るような瞳に遭遇した。
「あ、あたしとか、どうかな!?」


 今でもあれは僕が悪かったのか、と思う。質問できる対象が紀野さんしかいないものだから、いつまでも公平なジャッジが出来ないでいる。
 自転車を引きながら、取り留めのない思考を回した。 
 夕日が沈み切らない紫色の空だった。紀野さんのアパートは僕の住む店の参道から川を跨いだ向こう側にある。閑静とは言い難い雑多な通りで、選んだ理由は雑多なものを隠すには雑多なところがいい、という彼の論に準ずるものだ。
 雑然とした空間は嫌いではないけれど、自転車を繰り出さなければ少し億劫なくらいに学校と離れているのが難点である。紀野さんは免許がある分、何かあればバイクで駆け付けられるからという頭しかない。生活能力が著しく破綻している我が身を振り返るべきだと思う。
 河川にかかる橋の上に辿り着いて、不意に冷たい風が川面から吹き上がる。初夏に差し掛かるというのに宵の口は寒さを連れてくる。
 日本に帰ると決断したものの、結局、僕は何もできないまま、ひと季節が過ぎようとしている。
「それは少し傲慢かな」
 何かできるという希望があったわけではないのだ。
 立ち止まって土手を眺める。咲いている花で編む花冠の作り方も、夏場に触れる水の温度も知っているのに、そこには懐かしいという感覚だけが欠如している。記憶したまま、相変わらず実感だけが追い付かない。そう感じると心のどこかがきしり、と鳴るような気がした。見るものすべてが新しくて当たり前だった外国暮らしとはそこが違う。
 紀野さんはきっとこうなることを予測して、僕の帰国を止めたかったんだろう。
 それでも僕は帰らなければならなかった。当たり前のような顔でシズクさんのいない生活を受け入れている”月城豊”の姿を見せなければと思った。
 それでいなくなった人にもう一度、と願う人の心を止められるのかといえばそうではないのだろうけれど。
「豊」
 呼ばれて我に返る。橋の上で大分、ぼうっと立っていたことに気づいた。
「トンちゃん?」
 珍しいこともあるものだ。橋のど真ん中に突っ立っていた僕を、向こう側から呼んだのはトンちゃんだった。
 生活リズムも行動範囲も神社を中心にして回っているトンちゃんが、神社から離れるのはとても珍しい。野菜も肉も魚も商店街で事足りてしまうので、トンちゃんは川向こうのスーパーになんか用はない。それでなくとも川の向こうは不必要なまでに住吉神社を怪談スポットにしたがる悪意に満ちている。
 トンちゃんは担いでいたトートバックを持ち上げる。
「……天ぷらと佃煮。届けに行ったけど、留守だったみたいだから」
「何でこっちに」
「商店の誰もお前のこと見てないって言ってたから。こっちじゃないかって」
 違う、そうじゃない。
「岩木さんちに言付けるとか、勝手口に提げておくとか。僕を探す必要はあったの?」
 マザコンでシスコンなトンちゃんが、川向こうの猥雑さを好むはずがない。僕が自転車を漕ぐときは大体、紀野さんか里菜ちゃんの様子を見に行くときだから、店の前の自転車がなかったらどこへ行ったのか推理するのは難しくないけれど。でも、トンちゃんには特にそんなものを推理する理由などないと思ったのだ。
 俯いたトンちゃんの手の中でトートバッグの紐がきつく握られる。言いにくい何かを言おうとしているのだけはわかった。
「……のか」
「うん?」
「……一度、勝手にいなくなった奴を、心配して、探して、何か悪いのか」
 視線が合わないまま、トンちゃんはなるべくぶっきらぼうに聞こえるようにそう言った。自分の目が驚きで開くのがわかる。
「心配?」
「……ほうや。お前、すぐどっか見えんとこ行く。弘平も、義巳も、みんなどんだけお前んこと心配したか」
「ちょっと待ってトンちゃん」
 何故だか焦ったトンちゃんの口から方言が飛び出した。その癖を知らなかったわけじゃない。でも、僕はトンちゃんの声を止めた。
 トンちゃんが言った言葉をかみ砕いて、復唱する。うん。うん。何かがズレている。僕がボクではない故のズレなのか、それともそもそも”ボク”が根幹から間違っているのかわからない。何度か感じた違和感だった。何度も感じた違和感だったから、ほんの世間話のつもりで僕はその疑問を口にした。
「ねえ、トンちゃん。これは僕の個人的な推測に過ぎないのだけど」
「なんだよ」

「もしかしてボクは、トンちゃんに嫌われていなかったの?」

 ひゅ、とトンちゃんが息を呑んだ。彼の手から滑り落ちたトートバッグがコンクリートに落ちて、中身のタッパーが転がる。それでもトンちゃんは動かない。動けないようだった。
「おま、え……」
 夕闇に浮かんだ白い顔がさらに白く、蝋のように固まって見えた。僅かな既視感の後、その表情があのバレンシアで高山さんが僕に見せた表情とそっくりなことに気が付いた。
 ああ、僕はまた何か言葉をまちがえたのか。
「まさか、ずっと」
 冗談だと笑ってみせるつもりで口角を上げたときだった。

 空気を割くような音が頭の中を劈いた。

「――っ! う、つっ……」
 ざわざわと眼下に広がる川面が五月蠅い。ごうごうと吹き荒れる嵐が頭の中で鳴り響く。天中を見上げれば、いつのまにかあれだけ晴れ渡っていたはずの夕日が、重苦しい曇天に変わっていた。耳の中が喧しくて、僕を呼ぶトンちゃんの声はおろか、車の排気音さえ入って来ない。
 ああ、“水が騒がしい”。
 乱暴にヘッドホンを外し、眼鏡も外して適当にカゴの中のバッグに突っ込む。手を離した途端、自転車は音を立てて倒れたけれど、構っていられやしない。
 こうなることは、初めてではない。
 ただ、そう回数がないせいでまだ馴れていないのだ。
 シズクさんを基に構成された僕が、“水が騒がしい”現象を感知できないわけがなかった。ああ、ああ。“天気の悪い夜”が来る。
「トンちゃん、戻れ」
 僕に駆け寄って肩を貸そうとしてくれるトンちゃんの腕を払った。トンちゃんは払われた腕を所在無げに動かしながら、橋の向こうと僕との間で忙しなく目を泳がせていた。
 然り。天気の悪い兆しに、トンちゃんが無反応ということもあり得ない。
「早く神社に帰れ。よくない。これは、よくない。君にだって、いや、君だからわかるだろう」
「だったら、何だ。お前も一緒だ。お前も一緒に来ればいいじゃないか」
 わざときつめの言葉を選んだつもりだった。それでもトンちゃんが手を握ろうと伸ばしてくるものだから、僕はトンちゃんの一番やわい部分を突く。
「鳶之介」
「!?」
「“心配しないで。みんなを守って。鳶之介はすぐ大きくなる。お父さんより大きくて強くなる”」
 またトンちゃんの顔色が変わる。焦ったような、強張っているような、恥じているような、少しだけ泣きそうな、そんな面妖な表情だった。するりと僕はトンちゃんの手を離した。
「約束ならお母さんと桐ちゃんを守りに、帰れ」
「っ! だからっ、お前もっ!」
「僕はまだ消えない」
 言い放ったときにはもう、僕は橋の欄干の上に立っていた。遠近がはっきりしない川面が、遠くに、近くに、ぎらぎらと光っている。
「まだ消えられない」
 損得も感情もとっくに壊れてしまっているのに、僕にはまだ執念だけが残っている。“ボク”と交わした約束が、ただ消えることを、ただ死んでしまうことを、拒絶する。
 ああ、名前も知らない襲撃者。せいぜい一度消えたくせに往生際が悪いと笑っていればいい。
 一度、消えたのだから、大抵のものは、怖くないのだ。
「むにちゃん」
 腕に嵌めていた場違いに高尚な、金と群青で編まれたブレスレットに触れる。トンちゃんの前で物々しい武器は見せつけたくなかった。ブレスレット、否、ケルト装飾のアンクルに眠る“意志”は僕に応えてくれた。
 背中でまたトンちゃんがまた僕の名前を呼んでいた気がするけれど、僕は躊躇いなく欄干を蹴った。一瞬の浮遊感の後、すぐにとぷり、と水に“解けた”。
 藍色の水の中。底から僕を見上げる黒い影と目が合った。
『黒曜』
『藍銅(らんどう)……?』
 そんなはずは、と直接、脳に言葉がはぜる。藍銅(あいどう)の守り人。ボクは僕になって初めてシズクさんが、かつてそんな風に呼ばれていたことがあったと知った。鏡ちゃんのことを真朱(まそお)と呼ぶ人がいたように。
 僕は純正なソレではない、混ざりものだ。何が僕を形成しているかもわからない、ヒトと都市伝説を右往左往しているあやふやなものだ。そんなものを本当に月城豊と呼んでよいものか、僕はずっとわからないままだろう。
 それでも、この合世を愛してみたいと割と本気で思っている。
 そうだ。本当は、そんな歌を、ずっと歌ってみたかった。

 右手のアンクルから、眩い光の槍が迸った。


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