2009/11/03first
08/23
2024
※住吉に降り立った白いのとのんちゃんの話
※視えていないし見えてもいないけど識っているだけの村主
※視えていないし見えてもいないけど識っているだけの村主
俺がソイツと初めて交わした言葉は、世間話のようなものだった。
傍から聞いていたら、とても大事な話には思えない。なんてことのない話だ。でも、ソイツの言葉は口惜しいくらいに的確でさらりと住吉の小さな出来事を解決したのである。
瑠那が何年かぶりに本気で大泣きした翌朝のことだった。
ひきつけを起こしてろくに喋れない瑠那に対して、葵さんはおろおろしていて、咲さんは何かを察して落ち着いて寝入ってしまうまで宥めていた。サクヤが真っ赤に泣き腫らした瑠那の瞼に蒸しタオルを当ててやりながら「よかったねぇ」とのんびり言っていた。だから、悪いことではないんだろう。
それはそれでよかったのだが、その翌朝にサクヤが熱を出した。倒れるとまではいかないし、サクヤが熱を出すのも珍しいことではない。だが、妊娠中の不調ということもあって麒治郎をはじめとした全員が慎重になった。前日まで瑠那を気にしていたトンすけも「結界を見てくる」と母屋の外に飛び出していった。
俺も何もしないわけにはいかない。俺に見えるものなんて大したものではないけれど、だからといって放っておけなかった。周辺にいるホタルの様子を伺うことくらい俺でもできる。ホタルに異変があれば大抵、メノウが気づくのだが、数多いる幼生すべてとなるとそうもいかない。妖魔だって聖徳太子ではないのだ。電話が混線したら聞こえるものも聞こえなくなる。
そう思って山門に降るための境内に出たとき、ソイツが立っていたのだった。
あらゆる意味で目立つ男だった。まず顔がいい。鷹史をはじめとした面がいい男には慣れてしまっている俺がちょっと気圧されてしまうくらいには。なんというか鷹史とはジャンルがまるで違う。
透けるように白い髪を鬱陶しげに流していて、吊り目の瞳は血の色をそのまま映していた。肌も病的なまでに白い。白子(アルビノ)という言葉が頭を掠める。そんな儚げなパーツをしているくせに、目つきは不遜で、無表情には圧があって、まるで儚いとは思えない。背丈だって高い。
次いで目がいくのがだらんと垂れたジャケットの左袖である。腕を抜いているのではなく、上腕から下が丸きりないらしい。右肩にかけた小ぶりのボストンバッグがやや重そうに見える。
当然だが、こんな美形は初めて見る。見ていたら忘れようにも忘れないだろう。
「なあ」
薄い唇が吐いた言葉が流暢な日本語だったので二重に驚いた。
「ここの神社、側溝は掃除しないのか?」
「側溝……?」
男の足元には確かに神社の水が流れている側溝があった。普通のそれより少し幅が広くて、夏はせせらぎが涼しくて。はっとした俺はその側溝の流れる先を辿った。
側溝の先は網目状の柵になっているんだが、そこにでかい落ち葉がべろりと張り付いていた。掃き掃除の最中に零れた葉っぱが詰まってしまったのだろう。その葉っぱに阻まれて小さいホタルが柵の間を通り抜けられなくてぴいぴいるーるー鳴いている。
俺は慌てて柵に屯っていた落ち葉を剥がしてホタルを解放してやった。詰まっていた水が元通りにさらさらと流れ始める。迂闊だった。普段、社の中を一番掃いているのはサクヤと瑠那だ。その2人が妊婦として寝転がっている今、朝の掃除は殊更に念入りにやる必要があったのに。
――いや、それよりも。
俺はばっと振り返った。男は変わらず悠々とした態度でそこにいた。
「あんた、見えるのか?」
普通の参拝客がこんな小さな側溝のことなど気にしないだろう。だが、見える人間なら別だ。いや、人間かどうかもわからないか。なんたってウルマスやリューカ、俺の周りにはいくらでも前科者がいる。
男は右手指を2本、額に翳して形のよい眉を寄せた。
「〝視て〟はいるが、まあ、たぶん、あんたが言うところの〝見えてる〟わけじゃねぇな。アイツ風に言うなら〝識(し)ってる〟ってヤツなんだろうが」
見ているのに見えてるわけじゃない? 混乱させることを言う。何がどう違うのか、何を言いたいのか、さっぱりだ。でも、とりあえず言えるのはコイツがちょっとやそっとのことじゃ動じない胆力を持っているということだ。
からん、と音が鳴った。緋袴姿で境内に出てきた瑠那が竹箒を取り落として唖然としている。そして泣き腫らした赤い目で食い入るように男を見ている。俺を見て、側溝を見て、歌っているホタルの幼生を見て、また男を見る。眦が吊り上がる。男がボストンバッグを地面に置く。
助走をつけた両手の拳がどん、と男の胸板を無遠慮に叩いた。
「あんた、また〝やった〟わね!?」
「カッカすんな、妊婦だろ」
「カッカするわよ、妊婦だもの」
難なく片手で瑠那の軽い身体を受け止めた男が喉の奥でくつくつと笑う。その笑い方だとか、仕草だとか、ちょっと堂に入り過ぎていて悪人にしか見えない。見えないのだがついさっきまで無表情を貫いていた瞳があまりに愛おしそうに瑠那を愛でているのでさらに混乱した。
「……もういい」
拳を解いた瑠那が、すん、と鼻を鳴らして思い切り抱き着いたので、ようやく俺は男の正体を知った。
男は佐伯村主(すぐり)と名乗った。明らかな偽名に思えたが、ちゃんと取得した日本国籍らしい。
瑠那は妙に納得した顔をして、早速、光さんにソイツを引き合わせていた。サクヤの微熱が昼前には収まっていたので、光さんは男に感謝したらしい。当然、男同士の会話もしたそうだが、予想に反して荒波にはならなかったようだ。今まで瑠那に連絡もできなかった理由を明かしたとか。そして、その理由はずっと光さんの胸に仕舞われることになって、本当に一部の人間しか知らない。
それに何より、小さい頃から意地っ張りで背伸びばかりしていた瑠那が全体重を預けて寄りかかる男なんてそうそういない。
あれよあれよという間に離れの一室はアイツと瑠那の仮住まいにされた。咲さんを筆頭に住吉の女性陣が掃除をしたり夫婦用の寝室に誂えたりしていた。瑠那は複雑そうな顔をしていたが、葵さんやサクヤがこれから寂しくなるんだからと眉根を下げるものだから折れるしかない。
とても余談だが一組しか用意されなかった布団一式を見て、瑠那が欠片も動揺しなかったことにちょっとだけショックを受けた。なまじランドセルを背負っている頃から知っていると、そういう方向に頭がついていかないのだ。瑠那がどんなふうに恋していたのかを知らないのも大きいと思う。俺は彼女が恋をしていた姿をまったく見ていない。
男が働きに出かけている気配がないので、俺は未だにヤツの職業も知らない。ただ金がないわけではないようだ。離れはあくまで仮住まいで、この神社から5km圏内に既にマイホームのための土地を購入済みなのだそうだ。外装や内装は夫婦で決めていくらしい。子どものことがあるから独断では決めなかったのだとか。さらにいうなら5km圏内はサクヤが無理なく外出できる範囲である。
つまり美形で頭の回転が早くて理想の甲斐性があるものだから、住吉の女性陣はすっかり歓迎ムードだったのだ。俺はまだ一発もヤツを殴れていないのに。
「これがうちの神様がいたご神木なの」
男が興味を示したので、咲さんは黒曜のいた切り株の淵にヤツを案内していた。先頭に咲さん。委縮も遠慮もなく周囲を見回す男。瑠那はその男のない左腕側にぴたりとくっついて様子を伺っている。俺はなんとなく数歩離れて後ろからその姿を眺めていた。
雷が落ちて黒い艶のある切り株が残された周りには、ホタルたちの元気の源である桂清水が湧いている。切り株のある池の中にはホタルやホタルの幼生がぷかぷかと浮いて、底には静養中の石がいくつも沈んでいるのだ。
「今は」
「ちょっと事情があって帰れなくて」
咲さんの言葉も慎重だ。この社の事情は複雑すぎて、いきなりあれこれ話せない。瑠那の旦那になる男だとしてもだ。
ふぅん、と本当に興味があるんだかないんだか、読めない声を発して男が泉を眺めている。瑠那は何故だか困ったような、ハラハラしているような、落ち着きのない顔をしていた。
ふと泉の淵にしゃがみ込んだ男は清水の中へ片手を突っ込んだ。水を掬ってそのまま口に運ぶ。さすがの咲さんもちょっと驚いている。瑠那は呆れて見ている。男は水を数回、噛んでいるような所作をした。喉が渇いたというより、味を確かめているような。
「上から下、落ちる、落ちる、ねぇ……まあ、水は上から下に落ちるもんだが、下。下か……」
落ちる、という単語に咲さんが反応した。思慮深くぶつぶつ呟いている男を観察している。そんな咲さんに瑠那がそっと何かを耳打ちしている。
「お前が言ってた〝身を投げる〟ってのはどこへの話だ?」
男が瑠那の方を振り向いて言った。
「正確にはわかんない。昔からここでは竜宮って呼んでるけど」
「竜宮? タマテバコがどうのこうのってヤツか?」
「そう」
「ふぅん。つまり時空間の単位がズレてるどっかか」
「……よくわかるわね」
「だからそんな名前をつけたんだろ。つけたのが誰かは知らねぇが」
そのうち、男の右手が何かを求めるようにわきわきと開いては閉じてを繰り返した。瑠那が辺りを見回して手頃な木の枝を拾って男に渡す。泉の袂にある白砂の上を枝の切っ先が滑っていく。至極、適当に描かれているが日本列島の形に見えた。男はその上から何やらぐにょぐにょとした線を複数描き始める。
俺は息を呑んだ。見たことがある。というより俺たちがずっと調べ続けている資料の中にあるものだった。
枝を彷徨わせていた男が唸る。
「いや、違うか。興りが千年単位で昔だから、もっと西……緯度と経度がない時代の文献は面倒だな」
「これ、所謂プレート図ってヤツ?」
「これが現代のもんだから、昔はもっとズレてる。ただ昔には気象庁がない。憶測だが、正確にはユーラシア側はもっとズレる。もしかすると切れ目がここの真上だった可能性もなくはねぇ」
「竜宮って海溝なの?」
「さあ? 時も空も歪んでるんなら、ぶっちゃけると理論上はどこにでも行ける。行ける手段を人間が見つけてねぇだけで」
俺は何故かぎくりとしてしまった。鷹史がアメリカで書いたという論文を思い出した。あいつならきっと何でもできただろうけど、なんで選んだのが物理学だったんだろう。そんなことも聞かないまま鷹史は消えてしまった。
「実際に行ったことがあるのはお前だろ」
「うーん、2回だけ」
「2回?」
男が思いきり眉をひそめる。きつめの美貌の男がそういった表情を浮かべるとなかなかに迫力が生まれるのだが、既に馴れているのか、瑠那は過剰に反応することもない。
「1回だけ。そう言ってなかったか?」
「ちょっと前に、サクヤ……姉が落ちちゃったから、迎えに行ったの。私しか行って帰って来られる人がいないから、んむっ」
男の手が伸びて瑠那の鼻先を摘まんだ。鋭さを持った眼差しが小柄な瑠那を軽く睨んでいる。
「このお人好しが」
「……だって、姉さんだったし」
「俺にも妹がいるが自分のケツは自分で拭かせる」
「あんたのスパルタと一緒にされても困るわよ。それにサクヤのせいじゃなかった」
大仰な溜め息が男の唇から漏れる。何を言うべきか迷った。鷹史や都曰く、サクヤは細い柱とも糸とも言えない足場の上に常に立っていて、少しでも揺れてしまえば落ちてしまう。俺や瑠那は誰かが導いてくれれば竜宮を見られるし観光してくることもできる。ただ落っこちたり消えたりしない。だから俺はずっと鷹史とサクヤの幼馴染だったし、瑠那は桜さんに拾われた。
そうやって住吉を助けてきた、つもりだ。大したことはできていないけど。できるかもわからないけど。
それをあんたは知らないだろう、と思ってしまった俺は青かった。
男は2人を見守っていた咲さんを振り返ると言った。
「その竜宮に行くにはどうしたらいい?」
思わず息を呑む。咲さんも軽く目を見開いている。少し不安げに、瑠那は顔を伏せている。やっぱりこうなったか。そんな顔をしている。
俺が知る限り、あっちやこっちを自由に行き来していたのは鷹史くらいのものだ。葵さんはいつのまにか迷い込んでいつもふらっと帰ってくる。おふくろはうっかりすると落ちているから注意が必要と言われた。都はよくわからない。ひとりで行けるのかもしれないが、いろいろと制約されているようにも見える。
よくはわからないが、ともかく、落ちるとか迷い込むとか、そういうことがあるところだ。自分から行ってみる、という発想が即座に出てくるような場所じゃない。
俺より早く立ち直った咲さんが、やや困惑しながら言葉に困っている。
「私もあちらに行くのはあまり得意じゃないの。ただ、なんというか……波長を合わせると言えばいいかしら。波長が合う子は迷いやすくて、そうでなければ見るだけでも苦労するのよ」
「波長。周波数を合わせるようなもんか?」
「そう、ね。そうかも。確かに波とか音とか、そういうものを意識しているわ」
「ふむ」
男は何度かそうしているように額に指を押しつけた。両眼を閉じて深く考え込むような、ただ沈んでいくような、ともかく静かな表情をする。ふっと空が翳ったような気がしたことを覚えている。
「――っ!!」
瑠那が何かを叫んで一気に我に返った。日本語じゃなかった。咲さんが驚いている。驚きながら男に手を差し伸べていた。叫んだ瑠那は泣きそうな顔でたたらを踏んだ男を支えている。男の顔色が車酔いでもしたかのように青い。
「そっちの名前を呼ぶな」
青い顔をしながら男は瑠那の頭を軽く叩いた。たぶん、瑠那が叫んだのは佐伯村主という名前ではない、海の向こうで呼んでいた男の名前なんだろう。
呼吸をして、不機嫌な声で「ああー」と声を出して、男は天を仰いだ。
「駄目だな。ぐらぐらして酔っ払う。〝俺でも〟すぐには無理そうだ」
口惜しそうに言う。憎まれ口ひとつにも自信が滲んでいる。もしかしなくとも、今、この男は竜宮を覗こうとしたのだろうか。ここに来て一日も経っていないのに。
コイツは一体、なんだ。すぐには無理だと言った。何度か試す気でいるのだろうか。それなのにホタルも見えてはいないって。嘘だろう。
瑠那の顔がくしゃりと歪んだ。
「なんで。変なことしないでよ。もし……」
「だって、お前はお人好しだから、頼まれたらまたよくわからなくてもよくわからん場所に行くんだろ。なら、道草食うのが趣味のお人好しを連れ戻すのは誰の役目だ。俺の仕事だろ」
涙ぐんだ瑠那の丸い目が零れ落ちそうなくらいに見開かれた。驚いたままだった咲さんが口を閉じて、思案げに何かを考え始めた。何度か見たことがある。母親の顔だ。瑠那の戸籍上の母親は葵さんだが、もらわれてきたときから面倒を見てもらっているから、瑠那にとっては住吉の女はみんな母親か姉のようなものだ。
俺はというと馬鹿みたいにその日、初めて会った男の言葉を噛み締めていた。
瑠那は誰かがそう望まないと竜宮に行けない。だからそうそう落ちることはない。誰かが用意した梯子を下りるだけだ。でも葵さんは。葵さんはふわりと迷い込んでまたふわりと帰ってきてしまう人だ。……もし、帰って来なかったら。
鷹史は、俺は竜宮の向こうには行けないと言っていた。観光は出来ても自力で探索することも移り住むことも出来ない。もし、葵さんが帰って来なかったら俺は葵さんを探しに行けるんだろうか。
「佐伯さん」
母親の顔をした咲さんが男に話しかけた。
「瑠那ちゃんを、よろしく頼みます」
咲さんが軽く腰を折っている。
「そうね。そう。瑠那ちゃんがいい子だから、私たちもすぐ頼ってしまって。でも、駄目ね。これからは佐伯さんの奥さんだもの」
「咲さん……」
2年前の瑠那だったら、そんなことない、と言っていた。瑠那がもらわれてきて住吉が助かったのは事実だが、それ以上に瑠那は住吉の役に立ちたいとあれこれ走り回っていたのだ。もらわれてきたばかりの頃なんかそれこそ滅私奉公よろしく働いていた。
その瑠那が戸惑って、とても迷ったような、でも嬉しそうな複雑な目で咲さんと男を見比べている。男がまた溜め息を吐いた。
「別に実家を見捨てろなんて言わねーよ。俺だって妹が助けろって泣いて縋ってきたら一考くらいする」
それは建前でもすぐに助けると言うものじゃないだろうか。
「ただ何でもかんでもあれこれ引き受けんのはやめろ。筋は通せ。あっちと違ってこっちでは俺がどうにかしてやれねーんだ。せめて何かあったらまず俺に言え」
「……うん。わかった」
咲さんが嬉しそうににこにこしながら二人を見ている。目尻に浮かんだ小さな涙を拭っている。
「それがいいわ。どうしても瑠那ちゃんにしてもらいたいことがあったら、ちゃんとお願いするから」
「はい……。ごめんなさい」
「何言ってるの。私は嬉しいの。よかったわ、旦那さんが瑠那ちゃんを一番大事にしてくれる人で」
「咲さん……」
「うちは男の子ばっかりでしょ? 駄目ねぇ。さっちゃんだってお婿さんをもらう方だったし。こう、お嫁に出すのには疎くなっちゃって。でも、本当によかった」
咲さんが瑠那をぎゅうぎゅう抱き締めている。葵さんもたぶん、同じことをするだろう。男は叔母と姪の抱擁を黙って見た後に、手で掬った桂清水をもう一度、口にしている。コイツがこんなことをしている間は常人ではない速度で何かを思考しているのだと知ったのはずっと後のことだ。
男は抱擁を終えた咲さんと瑠那に住吉の水を新しく建てる家の庭に引けないか、と提案して二人を喜ばせていた。水がホタルの通り道になることは誰も言ってない。そもそも本人が言うにはホタルも見えていなかったはずなのに。
桂清水の水路が佐伯家の邸宅に引かれたため、瑠那のお付きのホタルである〝先生〟は随分と助かったのだ。神社から5kmしか離れていないからサクヤのちょっとした家出場所が増えた。後から佐伯と住吉が揉めたことなんて、瑠那が諦めかけていた大学入学をさせるために必要な費用をどっちが多く持つかくらいだ。
宣言した通りに男は許可なく瑠那を貸し出してくれることはなかった。逆を言えば筋を通してきっちり対話すればこれ以上なく頼りになる味方になってくれるのだ。おかげで俺は本格的にヤツを一発殴る機会を永遠に失ってしまった。
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